引受基準緩和型医療保険85歳




85歳の医療保険をどう考えるか。60日型・引受基準緩和型



2011年8月1日 第843号

「先月、医療保険に入りました。大正14年生まれ、85歳です。」

85歳でも医療保険に入れます。


この男性Aさんの保険設計書によると、入院日額5,000円で最大60日、手術給付金1回50,000円です。ただし契約から1年内は半額で各2,500円、25,000円です。保険料は月額12,520円の終身払い(死ぬまで払い続ける)の終身型保険です。

「この12,520円を今後ずっと国民年金から払い続けるのですか?苦しくないですか?」

「何とか。でもこの年齢で入れるなら。あと妻も同じ保険に入り、それは妻の年金からです。」

「……そうですか。」

さて1入院で入院給付金は最大60日なので30万円(5,000円×60日)、手術給付金5万円と合わせて35万円です。入院1回最大35万円と考えていいでしょう。

さて保険料月額12,520円です。35万円は保険料28ケ月分です。昨今、病院での入院期間は短く60日も入院させてくれません。

それでも60日入院したとして入院回数1回だけなら28ケ月以上の保険料を払ったら損です。

「当面必要としてない余裕資金が35万円ありますか?」

「そのくらいならあります。」

「その35万はあることを忘れ万一の入院資金にしましょう。」

「分かりました。」

「保険料月額12,520円払い続けるつもりだったのですよね。」

「払うつもりでした。」

「保険会社に払わずに毎月12,520円を積立しましょう。28回分で忘れた35万円と同額になります。これで35万円×2、60日入院の2回分の入院資金です。

毎月の積立は休んでいいし、その分で温泉にでもどうぞ。」


悪い保険でなくそういう保険


保険は止めることにしました (契約日から8日目までならば契約を撤回し払った保険料も戻りますが間に合いませんでした)。

なお、この保険が悪いのではありません。85歳で契約できるのは有難いし、60日入院を何度も繰返しそうなら継続だし(通算1095日まで)、医師セカンドオピニオン等付加サービス付です。この保険を止めたら年齢からしてもう保険に入れません。

この保険とはそういう保険なのです。メリットデメリットを考え、またAさんは近隣にお子さんがいることもあり、悩んだ上で保険は止めにしました。

60日型の医療保険


入院給付最大60日までの医療保険が増えました。医療は進み60日以上の入院は少ないのは事実です。高度先進医療でさえ入院不要のものが多いようです。

日額1万円で60日とすれば最大で60万円です。考え方に違いはありますが相応の蓄えがあれば保険は不要なのです。保険料分は払ったつもりで貯金です。

逆に蓄えがなければ医療保険は必須。心配で入院もできません。「金持ち医療保険不要・ビンボー医療保険必須」なのです。


さて筆者には骨折入院57日間のつらい経験があります。外科の入院病棟には60日超の入院患者が随分いました。57日で生活はズタズタでした。長引いた時こそ保険が必要と実感しました。

必要なのは60日でなく超長期保障と思います。60日まで免責で入院61日目から出る医療保険もあります。逆に入院1日目から保障とうたう保険が多くなりました。ないよりあった方がいいですが、そんな保障不要です。その分保険料が高いだけです。

引受基準緩和型


さてAさんの医療保険は「引受基準緩和型」でした。

「誰でも入れます」という無審査型ではありませんが「何年以内に手術を受けたか」等の審査基準が緩いのです。でも緩い分だけ保険料が高いのです。

中高年にはいきなり「引受基準緩和型」の保険が勧められることも多いようです。それは間違いです。

まず緩和型でない一般基準のものを探して幾つかチャレンジします。入れればよし、もし全部不可ならば「引受基準緩和型」を考えればいいのです。

保険料は倍も違うでしょう。




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