首都圏の家賃下落は一段落




首都圏の家賃下落は一段落・東京ではいよいよ値上がり?



バードレポート1997年3月3日第150号 

 常識でした。しかし、近郊の家賃動向の先行指標ともいえる東京区部では「家賃は上がる」という話を聞くようになりました。オフィスビルについては下げ過ぎた物件について、募集賃料の切り上げをするところが既に目立っていました。

そして、アパートや賃貸マンションについても、優良物件なら、高目の家賃設定でも入居者が決まるという話を多く聞くようになりました。また部屋を解約する人が減り、地域によっては空室物件が不足しています。

表上段は、リクルートさんが公表している「週刊ふぉれんと首都圏家賃相場報告書」からです。

「週刊ふぉれんと」登録物件の坪当たり賃料(家賃÷専有坪面積)を集計したものです。96年には下げ止まりの兆候がはっきりうかがえます。(なお96年のアパート家賃値上がりは、坪賃料が高い1DKタイプの占める割合が増加したことが大きな理由のようですが。)

表下段は、同じリクルートさんの「週刊ふぉれんと月次レポート」から、昨年1月から今年の1月までの東京だけのデータを抽出したものです。

首都圏、特に東京では賃貸家賃相場は下げ止まり、物件によっては上昇の様相を示しています。

住宅新報3月7日号では同紙による2月1日時点の4大都市圏賃貸マンション家賃調査の結果として、「東京圏は依然として弱含み感はあるものの、相場は確実に横ばいへと安定化傾向を強め、一部には上昇傾向も見られる。また、名古屋・大阪・福岡圏では景気低迷による需要減退や供給過剰が解消されず市場は停滞感が漂っているものの、弱含み横ばい傾向が続き、とくに相場に関しては大きな変化は見られない。」とあります。

当面は新築貸家供給数が少ないこともあり、首都圏の家賃相場は安定し、東京区部に限れば上昇する物件も多そうです。首都圏の家賃相場は踊り場に入りました。もっとも、この踊り場を抜け出した後に、上昇になるか下落になるかを見極めるのは難しいのですか。

ただ短期的に見れば、この春に東京で新築賃貸物件の入居募集を始める大家さんは昨年の予想より高目の賃料で満室になりそうです。

条件のいい新築賃貸物件は、競合が少なくなっており強気になれます。また昨年9月の消費税駆け込み後の需要落ち込みで住宅メーカー営業は四苦八苦中で、建築費が安くなりそうな気配もあります・・・・。

立地のいいオーナーさんにとっては建てるべきか建てざるべきか、悩ましい思いをすることになるでしょう。賃貸物件すべてがいいのではなく入居者の物件選別による二極化が進んでおり、残念ながらダメなものはダメです。

首都圏の平均坪家賃 (週刊ふぉれんと登録分)単位:万円
 90年91年92年93年94年95年96年
マンション1.061.181.141.020.960.920.9
アパート0.760.820.870.810.740.740.75
 
東京都の平均坪家賃 (週刊ふぉれんと登録分)単位:万円
 96/1月3月5月7月9月11月97/1月
マンション1.021.021.021.021.011.041.03
アパート0.910.910.890.890.90.90.92
 
週刊ふぉれんと首都圏家賃相場報告書・同月次レポート株式会社リクルート

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