第二会社方式抜け殻会社方式




バブル清算には最近流行の・・・第2会社・抜け殻会社方式



バードレポート1997年3月24日 第153号

 バブルの清算はまだまだ。これからも続きます。バブルで借金漬けになった会社をどうするのか。これは、経営者・銀行・社会いづれにとっても重く苦しい問題です。

バブルで借金漬けになった会社には、2種類があります。ひとつめは、ノウハウや技術を持っているために、借金返済さえなくなれば、高収益を確保できる会社。ふたつめは、そうでない会社。

前者のための最近流行の解決手法に、新会社・抜け殻会社方式があります。まず、受け皿になる新会社を設立します。そこに現会社から優良部門だけを分離できるようにするのです。新会社に優良部門の営業の移管をおこない、現会社の従業員も新会社に移籍します。新会社はバブルを引き継ぎません。優良部門だけなので、高収益の優良会社になります。



優良部門を切り離したあとの現会社は、いわば「抜け殻」の会社です。抜け殻といっても、バブル借金と不動産だけは残ります。抜け殻会社は倒産手続きを進めます。現会社の経営者としてみれば、このままでも同じですか、銀行のために倒産手続きをしてあげるのです。

政府の政策は、たとえ年金生活者等を犠牲にしてでも、預貯金を低金利にすることです。その低金利で銀行に利益が集まるようにして、その利益をもとに不良債権の貸し倒れ処理をさせることです。貸し倒れになれば、その分の利益が減るので、銀行の法人税等が減ります。税率5割なら貸し倒れ額のうち半分は税金が減り(いわば国の負担です)、実負担は半分になります。

銀行から見ると、現会社がそれなりの営業をしていると、きっちりとした貸し倒れ処理ができないのです。倒産してくれれば、銀行はきれいに処理ができるのです。きっちりと処理でき、税が減るので、銀行としては、倒産してくれた方が有難いのです。

すべての土地を任意売却等して、返済できる金額だけを銀行に返済して、その後に倒産手続きまで済めば、銀行としては確実に貸し倒れ処理ができ、法人税等も減ります。だから、新会社に営業を移し、会社を抜け殻にしてから、銀行のために倒産するのです。銀行にもメリットがあるので相応の協力もしてもらえます。

優良部門を引き継いだ新会社は、銀行から見て新規取引先の高収益優良会社です。驚くことに、これまでは貸し渋っていた取引銀行が新規の融資をしてくれることすらもあります。別の銀行なら進んでお付き合いしてくれるでしょう。

速やかにバブル清算をするなら「新会社・抜け殻会社方式」です。


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