トピックス20010710




美田は残さず売ってしまえ…個人金融資産1400兆円は増えるか減るか・会社は株主のものか経営者のもの



バードレポート・トピックス版2001.07.10.

2001.7.9 美田は残さず売ってしまえ…個人金融資産1400兆円は増えるか減るか

個人金融資産は株安で多少減ったようで1385兆円。しかし現金預金は増え続けています。これからも増えるのか。「WEDGE」7月号は疑問を呈しました。

多額の金融資産を持つ60歳代以上が「美田は子孫に残さず」とばかりに、将来の不安よりは活動的に自分の老後を考え始めたのではないか。都心の高級マンションも豪華客船の世界一周クルーズもと、シニア富裕層の活発な消費が目立つ、といっています。

特に60代は「美田は子孫に残さぬように売って使い切ってしまえ」に進んでいるように見えます。

「貯蓄率が極端に下がる可能性は低いだろう。しかし一方で、老後を活動的に楽しもうとする層が着実に増大しているのも確かだ。しかもあと10年近く経てば、現在の貯蓄の最大の担い手である団塊世代が60歳代に突入する。貯蓄の絶対ボリュームが縮小するのである。1400兆円といわれる個人金融資産、ひょっとしたらいつの間にやら1200兆円に逆戻り、というような現象も考えられる。」と記事は結びます。

Bird発行人は多くの地主さんや資産家を見てきました。これらの方にとって財産は増やしたり残したりするよりも使うほうが格段に難しいと思います。

もちろん財産をばくち的に失うのは簡単ですが、その財産をその人の人生を活かすために美しく使うには知性が求められます。財産を増やすとか相続対策とかはその道の専門家の知性を使えばいいので安直に済みますが、自分の人生に自分の財産を活かすには自分の知性を使うしかありません。言い換えれば、しっかりした人生観や社会観がなくては大きなお金は美しく使えません。だから難しいのです。

いずれ「資産家のためのお金の使い方のコンサルタント」なんていうのが出現するかもしれません。

2001.7.6「会社は株主のものでなく経営者のもの」

東証1部の東京スタイルの筆頭株主として投資ファンドが登場し、そのファンドは「手元資金1280億円を有効に生かしていない。経営の転換をせよ」と要求しています。東京スタイル社長のインタビュー記事がとてもおもしろく読めます。(日経2001.7.5.)

「株主が経営に口を出したいのはわかるが会社がつぶれたら株主も終わりだ。」「手元資金にしても50年間こつこつとやった成果だ。どうして非難されたり、改善を要求されたりするのかよくわからない。」「(手元資金で始める不動産投資事業について)不動産に関しては素人なので、実際の運営には社内外の専門家の力を借りる。」「社長就任以来22年間築き上げてきたものがなぜ今になって問われるのか。」

上場会社の経営者は他人(株主)の財産を預かる仕事です。これ程までにその認識と責任がなければそれもご立派です。「会社は株主のものでなく私のもの」との本音をよくぞマスコミに言ってくれました。

今注目を浴びている不動産投資信託(REIT)や不動産賃貸管理業も他人の財産を預かる仕事です。その認識と責任が求められて当然です。こちらの業界から変なインタビュー記事が出ないようにと祈ります。

2001.7.3 ハゲタカファンドの親分のお説教

ブッシュ大統領は小泉首相にいいました。「外国直接投資の促進は重要だ。日本の資産が実際の市場価値で評価されると、米国を含む多くの国から直接投資が入る。経済政策はできるかぎり大胆に取り組んでいただきたい。」小泉首相は答えて、「日本発の恐慌を引き起こさない。不良債権処理はぜひ成功させたい。米国の意見は外圧とは受け止めない。」

(2001.7.2.日経、「日米首脳会談の主なやりとり」)

Bird発行人が分りやすく翻訳します。

大統領「お前に金が必要なことは分っている。お前の持っている土地や会社を俺が買ってやってもいいぞ。だが俺たちの眼で見ると値段が高すぎる。もっと安くしろ。俺たちは安ければいくらでも買ってやるぞ。だから安く売っても大丈夫なように飲み食いせずに生活レベルを大胆に引き下げろ。」

首相「皆様には絶対にご迷惑をお掛けしません。わが身を削っても頑張ります。そして私のことをこんなにまでご心配いただきうれしくて涙が出ます。」

アメリカの国鳥は「白頭(ハクトウ)ワシ」ですが、この鳥は「ハゲタカ」の別名になったのでしょうか。日本を最後まで食べ尽くしたいようです。日本の国鳥は「キジ」。ワシやタカに襲われたらひとたまりもなさそうです。ちなみにBird発行人の周辺では米国製「ハゲタカファンド」の食べ残しを食する日本製「ハイエナファンド」組成との声もありましたが。

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