トピックス20061207




不動産流通手数料・ファンド融資基準・米国不動産カリスマ



バードレポート・トピックス版2006.12.7.

  • 不動産流通各社の手数料と取扱高は大幅増
  • 銀行のファンドに対する融資基準が厳しく?
  • アメリカの不動産カリスマは「売り」
  • 法人税の税務調査が急増中


不動産流通各社の手数料と取扱高は大幅増


不動産流通各社の2007年3月期上期の手数料収入と取扱高は大幅増加しています。上位10社のうち8社の手数料収入は前年比2割から4割台の大幅な増加となっています。取扱高では上位10社がそれぞれ3割前後から最大5割台の増加となっています。

(日刊不動産経済通信 2006.12.4.)

大きく伸びたのは急ピッチで店舗数を増やしている大京グループですが、これを除けば、都心部での法人仲介を主力とする会社が絶好調でした。

一方で個人向けマンション仲介等の会社は、ソコソコといったところです。不動産市場が都心部で法人市場ファンド市場を中心に盛り上がっていたということがここからも読み取れます。

銀行のファンドに対する融資基準が厳しく?


金融庁は2007年3月期から銀行の貸し出しのリスク算定ルールを見直します。運用が不透明なファンドや経営不振企業向けの融資の焦げ付く危険性を厳しく見る一方で、格付けの高い企業や住宅ローンは今よりも緩やかになります。

金融機関のファンド向け投融資残高は10兆円近いと言われています。投資先を詳しく開示していないファンドも多いようです。

(日本経済新聞2006.11.28.)

ルールがこのように見直されれば一部ファンドに対する融資は確実に厳しくなるでしょう。

1997年の銀行に対する自己資本比率規制見直し後に起こった貸し渋りを忘れてはいけません。

にわかには信じ難い「貸しはがし」が起きました。当時の銀行員の仕事は「貸付をする」のではなく、「貸付を回収する」ことになってしまいました。銀行の自己資本比率規制見直しにより、多くの会社で資金繰りができなくなり倒産へと追い込まれました。

今回も自己資本比率規制のための算定ルール見直しです。ファンドに対する融資基準の変動によっては不動産市場にも大きな影響が生じるはずです。

アメリカの不動産カリスマは「売り」


アメリカで最大のオフィス系のリートはEOP(エクイティ・オフィス・プロパティ)です。この経営者はサミュエル・ゼル氏。不動産不況の1970年代に土地を買いあさり、巨額の富を不動産から得ました。「墓場のダンサー」という異名をもっています。

そのサミュエル・ゼル氏がこの最大のリートをまるごと売却しました。金額は360億ドルで、史上最大のファンド買収劇となりました。

世界中が金余りになっているようです。アメリカ不動産市場も過熱ではないか、と心配されています。

(日本経済新聞2006.11.21.)

10年近く前に当レポート発行人はシカゴのサミュエル・ゼル氏の会社を訪問し、同氏からレクチャーを受けたことがあります。その投資スケールの大きさ、不動産に対する考え方の深さに驚愕しました。

確かに米国不動産業界でのカリスマです。EOPはアメリカ最大のオフィスリートであり続けました。

そのカリスマが「買い」でなく「売り」にでたということは、一体何を意味するのでしょうか。

法人税の税務調査が急増中


国税庁の会計年度(国税庁では「事務年度」と呼びます)は毎年7月から翌年6月です。民間流でいえば6月決算法人、ということになります。

国税庁は平成17年7月から16年6月までの事務年度の法人税の税務調査実績を発表しました。

法人税を申告したのは、全国297万7千法人のうち276万7千社です。そのうち黒字申告法人の割合は31.9%、その割合は景気回復を背景に前年比0.4ポイント増加しています。

さて法人税の実地調査の件数は14万3千件で、前年から15.4%も増加しました。

法人税の調査は急増しているようです。これまでは8月には税務調査は少なかったようですが、今年は「8月からでもどんどん調査に行くように」とのお達しがあったということです。

(納税通信2006.11.20.)

また関東信越国税局に限ってみると、同期間の法人税の実地調査件数は、なんと前年比で42.8%増にもなっています。

その実地調査の結果、申告漏れ等があった件数は39.2%増、仮装隠ぺい等の不正計算があった件数は42.8%増となっています。凄まじい増加率です。

(週刊税務通信2006.11.20.)




cats_back.gif





バードレポートとは


 
clip_blue_1.gif




前号

次号


関連する項目
不動産ビジネス手法
不動産と金融会計
相続税対策申告
トピックス版2006年

このレポートと同じ年分リスト
2006年リスト




あんしん生命資料請求
  • 使わなかったら払った保険料が全額戻ってくる医療保険

保険ショップインフォ
  • 地域から探す
  • 保険ショップの使い倒し方

保険ショップ


バードレポート

Google
Web検索
当サイト検索

バードレポート項目別
不動産ビジネス手法
不動産賃貸経営
不動産と金融会計
定期借地権定期借家
不動産証券化
債務整理と企業再生
不良債権処理
債務処理の税務
相続税対策申告
路線価評価相続評価
物納と相続税調査
譲渡税買換特例
住宅税制住宅減税
固定資産税
税制改正
その他不動産税制
その他税制
相続対策と遺産分割
生命保険
その他不動産関連
その他
トピックス版・年別リスト
カネボウ劇場
発行元情報

バードレポート発行順
発行年順リスト
clip_blue_1.gif
clip_blue_3.gif