トピックス版2010.6.17




生ゴミをエネルギービル・新譲渡税特例届け出・公開空地がない



バードレポート・トピックス版2010.6.17.

  • 生ゴミをエネルギー利用する超高層ビル
  • 2009年の新譲渡税特例の適用届け出は2937件
  • 住宅取得資金贈与の適用は4万1000人
  • タワーマンションなのに公開空地がない?


生ゴミをエネルギー利用する超高層ビル



近畿日本鉄道が2014年開業を目指す地上60階建てで高さ日本一予定の「阿倍野ターミナルビルタワー館」では、食品廃棄物や厨房排水をビル内で発酵させバイオガスを生成し電気や熱として利用します。

高層階の飲食店で発生した生ゴミはディスポーザーに捨てられ、全長400メートルの配管で地下5階に運ばれ、液体と分離された固形物はメタン発酵槽に投入され、バイオガスとして生成されます。

1日に3トン発生する生ゴミから発生したガスにより、ビルに必要な電気の数パーセントが賄えます。これは一般家庭100軒分に相当します。維持管理費用を考量しても10年ほどで償却できます。

竹中工務店は都心の複合施設や再開発物件、商業施設や食品工場にこのシステムを売り込みます。

(日経アーキテクチュアー2010.6.14.)

2009年の新譲渡税特例の適用届け出は2937件



2009年と2010年に土地を買っておくと、将来の他の土地の譲渡税が最大8割引きになるという税制改正が2009年度に始まりました。こんな制度です。

「2009・10年に土地を1億円で買い、翌年3月15日までに届出を税務署に出しておきます。

買った年の翌年から10年内に、自分の持っている他の事業用土地を売却し譲渡益が2億円生じました。

するとこの2億円から、買った土地の価額1億円全額(事業用買換特例なら1億円の80%ですが、この特例では全額。)が差し引け、譲渡益のうち1億円が課税対象から外れることになります(差し引ける金額は譲渡益の80%(2010年取得なら60%)が限度)。

長期譲渡なら税率20%ですから、買った土地価額の最大20%の税金が安くなります。」

2009年に買われた土地について、この制度でどのくらいの届け出があったかの国税庁集計がまとまりました。個人では2937件の届け出となりました。

そして今後10年間の内にこれら届け出に対応する土地に売却可能性があるということです。不動産会社から見て目を離させない顧客であり土地です。

住宅取得資金贈与の適用は4万1000人



2009年には経済対策として住宅取得資金の贈与について非課税枠が500万円上乗せされました。通常の税制改正は前年12月に税制改正大綱で決定され、3月に国会通過するのですが、この500万円上乗せは15兆円景気対策の一環として6月に国会を通過したものです。

贈与税には「暦年課税」と「相続時精算課税」とがありますが、どちらの場合でも非課税枠を500万円拡大しました。「余分に500万円贈与を受けて家を買ってください」という経済対策でした。

2009年にこの非課税を適用した申告人員は4万1000人、住宅取得資金の金額3687億円(平均900万円)、うち非課税適用金額は1918億円(平均470万円)となっています。

なお相続時精算課税の住宅取得資金贈与が利用された2007年は3万9000人、20年は2万7000人で、これより多くなっています。しかし住宅取得資金の額でいうと2007年4759億円、2008年3168億円に対し、2009年は3687億円です。果たして経済対策としての効果はあったのでしょうか。

(速報税理2010.6.11.「平成21年分の所得税、消費税及び贈与税の確定申告状況等について」国税庁)

新築住宅の2009年の着工数は78万8千戸、このうち賃貸住宅および給与住宅を除いた自己居住用の新築の着工(持家と分譲)が45万3千戸。そして既存住宅(中古住宅)の流通量推計値(速報値)は46万件です。(不動産流通経営協会資料2010.3.19)

つまり合計で91万戸です。特例を使ったのが4万1000人ですので、22件に1件ということになります。

タワーマンションなのに公開空地がない?



タワーマンションといえば公開空地があって当たり前です。容積率割り増しや高さ制限の緩和を受ける代償に、居住者以外も自由に出入りできる公園のような空地や通路をつくります。入居者専用のプライベートの広い庭などはないのが当たり前です。

しかし近鉄不動産他による「グランドミッドタワーズ大宮」の公開空地はすごいということです。なにがすごいのかというと公開空地が「ない」のです。

1000坪の庭は公開空地ではないので、塀で庭を囲みます。つまりタワーマンションなのに、庭はすべて入居者だけのプライベートガーデンとなります。

(週刊住宅2010.6.7.櫻井幸雄氏)



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