トピックス版2013.3.28.




競馬とパチンコと保険の控除率・保険ショップは中立公正か



バードレポート・トピックス版2013.3.28.
  • 宝くじと公営競馬とパチンコの控除率
  • ネット生保と大手生保と宝くじと競馬の控除率
  • 保険ショップは「中立」「公正」なのか


宝くじと公営競馬とパチンコの控除率


宝くじの控除率は52.67%です。つまり10,000円の売り上げに対して、運営者である国がまず5,267円を控除し、残りを当選者で分け合うシステムです。

公営競馬などの公営ギャンブルは控除率が25%、サッカーくじのTOTOは50%となっています。

2012年のオータムジャンボ宝くじで当選金額3億3000万円に当たる確率は0.00001%(1000万分の1)、1年間で交通事故で死ぬ確率は0.0036%、つまり交通事故で死ぬ確率のほうが360倍高いのです。

パチンコの控除率は計算によると平均で3%です。「そんなバカな。俺はもっと負けている。控除されている。」と思う人は多いでしょうが、計算上では、パチンコが有利です。(週刊ダイヤモンド2013.3.30)

ネット生保と大手生保と宝くじと競馬の控除率


ライフネット生命が保険の原価と言える純保険料を公開しています。保険料は保険金支払いなどに充てられる純保険料部分と、保険会社の人件費、保険代理店への販売手数料、システム費等に充てられる付加保険料部分とに分けられます。

ライフネット生命での保険料(30歳期間10年3000万円の定期保険)は月3484円です。うち純保険料は2669円。付加保険料815円。3484円のうち2669円が誰かの死亡保険金として支払われる部分。815円が控除される部分なので控除率は23%です。

死亡率は保険会社で同じはずなので、各社同一の純保険料2669円として各社の付加保険料を逆算すると、各社の控除率がはじき出されます。

30歳30年月払定期保険保険料控除率
ネクスティア生命3450円22%
オリックス生命3476円23%
ライフネット生命3484円23%
■公営競馬25%
■宝くじ53%
住友生命6720円60%
第一生命6870円61%
明治安田生命7110円62%
日本生命7170円63%

(週刊ダイヤモンド2011.10.8.記載の保険料)

大手生保は有配当、ネット生保は無配当なので違うのは当然ですが倍も違います。ネット生保には親身のコンサルがなく、コンサル人件費やそのための販売手数料等が必要な大手生保が高いのは当然です。

保険料が近々改定されますが、利率変更なので積立性保険商品の値上げが中心です。上記は改定前保険料ですが積立のない定期保険なので影響は少ないはず。ライフネット生命は据え置きを公表済です。

保険ショップは「中立」「公正」なのか


保険ショップが急増中です。複数保険会社の保険商品比較により「中立」「公正」な保険選びがウリです。ただし「顧客にとっていい保険」を比較販売するのか、「販売側にとっていい保険」すなわち「販売手数料の高い保険」を比較販売するのか問題です。

保険料のうち厚い付加保険料部分から販売手数料が支払われます。ある計算ではソニー生命とメットライフアリコの類似商品の場合(契約者が払う保険料12ケ月分は前者35.4万円、後者34.1万円)では、保険代理店への初年度分の販売手数料はボーナス分を含め、前者26.6万円、後者43.5万円。それなら後者を比較販売するのだろう…と疑われています。

「金融審議会の作業部会では、保険ショップに対し、保険会社から支払われる販売手数料の開示義務を課すことや、『中立』『公平』を歌うことを禁止することなどが議論されています。」

(週刊ダイヤモンド2013.3.9.)

米国ニューヨーク州には顧客の「私が保険に入ってあなたは幾ら儲けましたか」との尋ねに応える義務「販売手数料の開示義務」があります。これを日本で行えば保険ショップに限らず生保レディまでも義務化されて当然なので制度化は容易でありません。

結局3月14日の金融審議会の作業部会では、「お客様のご意向はこのようなものでしょうね。だからこのような提案をしました。ただしこの提案ではこの部分がご意向と合致していません。」あるいは「お客様のご意向がよく分からないのでご意向を推定してこんなプランを作成しましたが、実際のご意向と合致しているのでしょうか。」との意向把握を義務化する方向で決まりました。(保険毎日新聞2013.3.21)

これまでも顧客の意向確認等で顧客のハンコを取るようになっています。契約に際し顧客のハンコを必要とする書類がまた増えることになるのでしよう。


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